2002年に記載された単細胞性の藻類群。海水域に生育する。高度不飽和脂肪酸 (特にエイコサペンタエン酸 [EPA]) を大量に生成することが知られており、応用的な研究が望まれる。

栄養細胞の形態はさまざまで、鞭毛をもった自由遊泳性、裸または細胞壁やロリカをもった不動性のものが知られる。主要補助光合成色素はフコキサンチンであり、葉緑体は黄褐色を呈する。Phaeomoans はストラメノパイルに一般的な不等長鞭毛をもつが、Polypodochrysis と Glossomastix の遊走子は匍匐性でno.2鞭毛を欠く特異な形態をしている。鞭毛移行部にはトランジッショナルヘリックスが存在せず、プロキシマルへリックスをもつ。